2024年3月26日火曜日

真相明らかにせず、幕引きとは 許せません!  二階氏の強権的「会見」

25日の会見は、長い間、自民党・政権党に君臨し、長老支配の産物を見る思いがしました。記者からの質問に対して、聞いてはいるが、頭の回転ができないのか、即座に答えることができません。「解説者」がそばにいて、補充的な説明をするなど、形式的で恥ずかしい会見でした。

二階氏の経歴を見ると、かっての田中角栄さんと同じような政治の道を歩んでいたようです。今回の裏金問題や政策活動費の使途など何も明らかにせぬまま、今度の選挙には出ないという決意だけはわかりました。85歳ということですから、それ自体は納得ですが…  

能登半島地震の復旧・復興に関わって、以前から活断層などの存在が指摘されていたにも関わらず、南海トラフにかかわる予算とは桁が違うとの指摘を今国会で質問した議員がいました。和歌山県出身の二階さんが国土強靭化政策などに関わった実績から見れば、やはり、大きな力が働いたとみるのが自然でしょう。

わたしたちの命に係わる問題です。権力ある者に傾くような国家予算は見直すべきでしょう。

2024年3月8日金曜日

3月8日は「国際女性デー」。ですが、日本の女性の進む道はなお険し❣

 黄色いミモザの花は「女性デー」の象徴のような香りのいい花ですが、日本ではまだまだ知られていません。3月8日は以前は「国際婦人デー」と言われていました。「婦人」は階級的な言葉でそれに対応する適当な言葉がないと日本ではいつの日か「婦人」が「女性」に代わっていきました。

しかし、どうでしょう、男女平等は世界の共通語ですが、日本では平等にほど遠い男女の格差が常態化しています。具体例を挙げたらきりがありません。 医学部に男女枠があることや、都立高校にも男女枠があること、驚きました。これらは、女性というだけで、スタート時点で枠が決まっているということは、男女共学をうたっていながら、憲法違反ではなかろうか

 大企業や銀行などの総合職と一般職、銀行などでは結婚したら窓口業務を外されるか、退職するかなどの慣習。教員夫婦の男性が管理職に就いた場合、妻である女性は退職するなどの慣習もありました。実際、夫婦で管理職に就いた教員夫妻もいましたが…。

いずれにせよ、「婦人」から「女性」に変わったとは言え、「女性」というだけで、何の根拠もない日本社会全体の屈辱的な男女差別、とうてい先進国とは言えない現実に女性自身がもっと、声を上げなければならない「婦人デー」であり、「女性デー」でしょう。しかし、社会を切り開くためにはただ現状を受け入れるだけでは変わりません、女性自身が「差別」や「違い」を感じ取ることがなければ始まりません。



2024年2月15日木曜日

安倍派などの裏金問題、解明する気がないなら、岸田内閣は解散・総選挙で国民に信を問え!     

「説明責任を果たす」とオウム返しの答弁、その先はうやむや   

これほど、国民をなめてる総理大臣はいらない。(岸田総理だって、このセリフの繰り返しではストレスがたまるだろうと情けが出てくるほど) 間違ったら、政権交代して出直せばいい

ここに登場する政治家は自分の利益のためのみ、政治家になるんだと、改めて感じるこの頃。

安倍派の幹部5人衆の開き直った態度、権力がそうさせているんでしょう。これもおとなしめの日本国民をなめきっています。派閥を解散したからといって、裏金問題の解明を棚に上げてどうするのか、自分の足元がぐらつくだけではないのか、行き詰まったら、選挙をやって行先を決めたらいい。 期待していた「トリガー条項」の撤廃もうやむや、これに命を懸けていた一野党にはどうした!


いずれにせよ、日本の物価は上がりっぱなし、いつになったら落ち着くのか、株価は上がり、消費税減税は絶対やらない岸田総理、おかしなおかしな日本の政治に怒り狂う三寒四温ですわ!



2024年1月17日水曜日

障害者就労支援施設でタイムカード器設置・稼働開始

 昨年3月に組合員の職場である事業所に「要求書」を提出していましたが、今年の入ってタイムカード器が設置されて、16日から使用しているとの報告がありました。労働者もこれによってある程度は緊張して時間管理ができるというもの。今までとは大違いです。

 この事業所では1階と2階が作業場になっていますが、冬場は特に寒く、トイレは男女兼用で1か所しかなく、労働安全衛生法(労安法23条)からしても問題です。現在1か所増築工事が予定されているそうですが、労働者や利用者にとっては早急な解決が望まれます。

 また、作業する際の仕事着もなく、私服で業務を行っています。法定伝染病(コロナやインフルエンザ)で休んでも、1日以外は有給処理か欠勤扱いとなり欠勤となれば給料から天引きされます。組合は法定伝染病にかかった場合、体調がよくても一定程度休まなければならないので他の事業所同様に特別休暇を保障するよう求めていますが、「民間の中小企業なので特別休暇は設けていません」と開き直った回答にはあきれますが、全国の95%は中小企業です。やらない理由にはなりません。今後、労務管理をお願いしている社労士や監督官庁の十勝振興局などと相談して改善してもらいたいものです。頭を悩ます問題ではありません。

 

2024年1月4日木曜日

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 地震が多い日本だと十分自覚していましたが、元旦の緊急地震速報には驚かされました。それも間髪入れずの連続の速報。ただ事ではないと思いながら、大変な被害状況に苦しくなります。どこにいても安心できない日本列島ですが、能登半島は特に厳しい前提条件があるようで、被災者の方々に思いを寄せながら、神社では手を合わせました。

2日は、JAL機と海上保安庁機の衝突事故、あってはならない事故だけに唖然としました。

2024年は自民党長期政権のおごり・腐敗からの脱却に加えて、自然災害対策と被災者の救済、落ち着くことのない高物価対策などなど、政治の力が試される年に、具体的な問題が突きつけられたというべき2024年の幕開けです。

帯広地域労働組合

執行委員長 畑中惠美子  

2023年12月22日金曜日

帯広地域労組、15周年記念誌が完成しました。

 2008年のリーマンショックの影響が世界中に広がる中、全国では首を切られた失業者があふれ、帯広・十勝でも例外ではありませんでした。しわ寄せは契約社員や派遣労働者に集中し、 車上生活者や帰郷したものの、住む場所がないなど生きるか死ぬかの瀬戸際で、ひとりでも入れる地域労組の結成が緊急課題でした。  あれから15年の歳月が流れ、帯広地域労組は2010年に消滅の危機に見舞われましたが、 困った労働者を救済し、ともにたたかう労働組合として、要求実現するために、再出発して現在まで歩んできました。    

帯広地域労組の一部始終がわかる 記念誌をどうぞ一読ください。非売品ですが、希望者には1冊千円以上の募金でお渡しします。

地域労組から多くの元組合員が巣立っていきました。誰かにお願いするのではなく、自らも自らのことをみんなでたたかってこそ実現できる。それがわたしたちの労働組合の基本です。

                

2023年12月20日水曜日

(株)ノベルズとの団交  賞与は昨年並み、予定日に支給するが、寒冷地手当は「考えていない」 

12月19日、ノベルズとの団体交渉が行われました 


 組合員からの情報でノベルズに地域経済活性化支援機構からの融資が決まり、すでに「役員が派遣さえているようだ」というので確認したところ、「来年以降のことで、現在派遣されてはいない」ということでした。

全体的に経営状況のきびしさを強調してはいますが、寒冷地手当は考えていないという理由については説明がありませんでした。 ノベルズの本社は上士幌町です。上士幌町役場職員も農協職員も生活保護世帯でさえも寒冷地手当(越冬手当や冬期加算手当)はあります。ノベルズは一貫して「考えていない」としか説明がありません。

 憲法25条で国民すべてにおいて最低限度の生活を営む権利があります。その反映として毎月の生活保護費に加えて、寒冷地での必要経費として冬季加算手当があります。ノベルズの労働者にはその加算手当(寒冷地手当)さえありません。

また、退職金制度もないため、組合が勧める「中退共」にも後ろ向きです。経営が厳しい中、労働者の不安が増すばかりです。

10年来、ノベルズで働いている組合員は、「息子の職場は中小企業だが、毎年、寒冷地手当が出て、世帯主として、恥ずかしい」とこぼしています。

 賃金は上がらず、物価は収まる状況ではなく、燃料費の高騰で、ブラック企業でも身を置かざるをえない現実に怒りが止まりません。

ノベルズグループの経営責任者はマンパワーにたよらざるを得ない畜産業において、「雇用を守る」という意味を一から考え直して再出発してほしいものです。

団交には会社側3人、組合3人が出席しました。

   

2023年12月17日日曜日

16回目の定期大会を開催しました。

 新しい組合員をむかえ、歓迎会もかねて

16日、帯広地域労組の16回目の大会が開催され、管内在住者ほぼ全員が出席しました。昨年は、大雪の影響で12月の大会が延期され、今年に入って1月に開かれました。

2023年は帯広地域労組が誕生して15周年でもあり、労働相談の事例集をまとめていましたが、やっと完成のはこびとなりました。

大会では見本誌をみんなで確認してこれから徐々に配布することにしています。

今年1年は政治がにぎやかでしたが、ここにきて、安倍派の組織的な裏金作りが表面化し、岸田内閣総辞職か、師走が流動的な情勢になっています。

ノベルズ分会でも新しい動きがあります。経営再建(厳しかったということ)のために25億円の外部融資が入り、すでに2人の役員が配置されているということです。報道では650人の雇用を守ると表明しています。有言実行でお願いしたいものです。

19日は団体交渉が予定されています。新しい体制に信頼できる回答を期待するものです。


2023年10月31日火曜日

燃料費・寒冷地手当支給で団体交渉申し入れ   ノベルズ

 30日付け、ノベルズに対し、寒冷地手当支給などで団体交渉を申し入れました。

ノベルズでは「退職金制度」もなく「寒冷地手当」もありません。私たちは毎年、極寒地域の上士幌にあって、冬期間、必要不可欠な暖房費や光熱費、ガソリン、灯油など北海道の事業所では当たり前の手当を要求していますが、いまだに実現していません。生活保護世帯でさえ、冬期間燃料費などを補助する「冬季加算」、「福祉灯油」手当など支給されています。

ノベルズとの「寒冷地手当」のたたかいは労働組合にとっては未解決な問題です。これまでも物価高に見合った特別手当なども毎年要求してきましたが、「経営会議で決まっていること」と門前払いです。ノベルズの経営会議のメンバーは地元出身の方ばかりのはずですが、寒冷地の実情を知らないはずがありませんが、あまりにも冷たく、無慈悲な態度に終始しているのです。

ノベルズには南半球に位置するインドネシアからの労働者もいるということですが、彼らにしても冬期間、北海道でも一番寒い十勝地方で過ごさなければなりません。Tシャツ1枚では過ごすことはできません。何かにつけて「冬対応」をしなければなりません。

ノベルズは700人の従業員がいるといいます。低賃金で長時間労働、必要な手当なし、労働条件は最悪です。労働者不足がどの産業でも言われていますが、ノベルズでも労働条件を改善しなければ外国人労働者でさえ、定着・確保は難しくなります。実際、現在、技能実習生の転職など法律で規制していますが、現在、柔軟な方向で検討・議論になっています。


  申し入れに対する応諾がありました。12月19日に行われます。

2023年10月6日金曜日

帯広市長(米沢則寿)あて申し入れ書を提出

 6日、帯広地域労働組合は執行委員長と副委員長が帯広市役所に出向き「申し入れ書」を提出しました。受け取ったのは広報広聴課の職員ですが、それ以外の役職の方々は市長の記者会見に出席して留守でした。

●経済政策と帯広市内中心部の活性化、●環境保全と温暖化対策、●生活防衛と安心して暮らせる街つくりの3つの課題で9項目の具体的な要求を提出しました。

 帯広市は自治体業務のほとんどを民間委託(指定管理者制度)で日常的な業務を民間に委託して市民要求が直線的に届かない仕組みになっています。指定管理者制度は導入の時からそれは指摘されていましたが、10年以上を経過してみると、学童保育所、保育所、帯広の森や公園管理、とかちプラザ、市民ホール、帯広の森のスポーツ施設などなど。ほとんどの出先機関は民間事業者が運営を担っています。

 また、都市開発や再開発でも第3者機関(民間事業所、コンサル会社)を優先し、外部の意見を参考にするといいながら、結果的にはすべて外部の提案を受け入れる手法で帯広市は知らん顔,傍観しているだけに見えます。なんのための自治体なのか市民の意見は横に置かれているのが現実です。

 このような手法は自民党政府の「小さな政府」「コンパクトな政府」に呼応したもので、帯広市もそれをまねてやっているにすぎません。そのようななかで、ここにきて特に防風林や環境保全に対する考えがなく、再開発で邪魔な大木は容赦なく伐採するといった場当たり的な執行が目立っています。 

動物愛護政策も特別ありません。十勝総合振興局や帯広保健所に頼りきりで、苦情処理に応じることもできていません。

一連の傍観者的で流れに身を任せる米沢市政は今年1月の老舗デパート藤丸や大型店長崎屋の相次ぐ廃業などを引き起こした要因にもなっています。手を差し伸べるのが遅いのです。一方で全国区の大型店やコンビニは一応健在ですが、一方で個人商店などは見当たりません。競争原理に身を任せているだけでは同じようなことがくりかえされることになります。

嘆いてばかりいられないので、申し入れをしたということです。





2023年9月22日金曜日

会社と組合、堆肥部門の継続した問題で「確認書」をとりかわすことに

  9月21日、帯広市内で行われた団体交渉は、堆肥部門の経営責任者をはじめ、会社側4人が出席して行われました。  団体交渉を前に会社は堆肥部門で働く社員全員が参加して職場会議を開催して意見を交わしたことを報告しました。 組合員ももちろん参加して、問題の焦点になっている4月から堆肥部門を再編強化する中で、業務内容が一方的に進められ、業務を円滑に進めるために現場とのコミュニケーションがなかったことを双方が認めました。

今後は部門会議を定例化し、経営側担当役員で責任者の出席含めて全員が参加する職場会議を定例化することで改めて合意しました。  

また、副レーダーが、業務上の役割を果たしていない状況について、意見があり、それについても双方が確認して、今後は問題点を把握したうえで、早急に解決することを約束しました。

組合からは、分会員含め3人が参加しました。

8月の労働委員会の「あっせん」ではどんどん横道にそれ、「不調」になりましたが、労使が問題解決のために真剣に向き合う意思があれば、無理なく解決できるというものです。



2023年9月7日木曜日

ノベルズ、副リーダーの団交出席を拒否

 21日の団体交渉で堆肥部門の副リーダーを出席させるよう求めたのに対して、会社は6日付け文書で「職場が人員不足になる」という理由で欠席通知が届きました。

現場の組合員は「全然大丈夫なのに…」と、理解できない様子。

団交には堆肥部門のマネジメント担当役員が出席とのこと、組合員は「役員とはいえ、現場を何も知らない人を出してどうするのか」とあきれ顔。

マネジメントを調べてみると、「管理すること」「経営すること」を意味し、自社の「人」「物」「金」「情報」などの経営資源を正確に把握したうえで、最大限活用し、自社のミッションや部署の目標を達成すること。とあります。 ミッションとはなにか、 組織においては個人や社会において果たすべき使命や任務のこと…。とあります。

ノベルズは若い会社だけあって、略語や横文字を多用し、ネットをフル活用しているように思います。しかし、現場の労働者は労働時間をフルに働いて賃金を得る。管理職と労働者の向かう目線は全く違います。

少なくとも、現場の実態や現実を知らない限り、正確なマネジメントはできないというもの。

会社は団交前に工場長を含むMTGを開き、意見・要望を把握したうえで解決案を事前に議論すると回答しています。

MTGって何? (ノベルズ独自の略語)   これは会社が4月の団交で約束した「現場(組合員2人)の意見を聞いて進める」としたことが、やられてこなかったことの証明であり、今更という感じではありますが、迷ったときは原点に戻ることは恥ずかしいことではありません。

2023年9月5日火曜日

ノベルズ からの回答届くも、承知できず。

 ■8月31日、会社側から、「要求書」に対する「回答書」が届きました。7項目についての回答はおおよそ納得の行くものではなく、あらたな火種ができたというものです。

堆肥部門を再編・強化するために、ベテラン労働者の経験とやる気に期待をするとはいうものの、そのベテラン労働者の業務向上に至る意見や実績を無視して一方的に矛盾点を押し付けるやり方はとうてい理解できるものではありません。 会社のやり方は混乱しています。

ノベルズでは堆肥部門の経験者が少なく、しかも現場を知らない者が、机上の空論で「回答」しているために、どんどん歯車が狂っていきます。 本当にやる気があるのかわかりません。団交には、会社側が評価している副リーダーの出席を求めました。

これらについての団体交渉は9月21日に予定しています。