2017年8月17日木曜日

畜産業 (株)ノベルズ(延與雄一郎代表取締役・上士幌)、不誠実団交などで北海道労働委員会に提訴へ

★8月17日、帯広市内で行われた5回目の団体交渉、今までは東京から代理人の弁護士や市内の社労士を引き連れて延與社長と夫人、名塚専務が会社代表で出席していましたが、本日は5月と7月に採用されたという法務部長と人事部長と名塚専務の3人だけが出席しました。
★冒頭、名塚専務は今まで、自分が担当していた人事や法務の業務をふたりの部長と称する人物を紹介し、自分は社長の全権を委任されていると切り出しました。そして一方的に団体交渉のやり方を変えたいといい、組合からの要求は文書で提出してもらい、本日の議題は会社の考え方を述べるだけであると主張しました。
★組合はこれは不誠実団交であり、事前に要求書を提出して、団交の場で話し合うよう求めていました。しかも、会社内のパワハラ問題については会社の求めに応じて、具体的な事実関係を示し、分会からも直接申し入れているものです。

★会社は言いたいことだけ言って、組合からの意見は文書でと、わけのわからぬ主張は初めて参加した組合員含めて到底理解できないものです。しかも、団交1回目から継続事項になっている労基法41条の労働時間の適用除外業種を拡大解釈して労働者に長時間労働させている問題や勤務地が変更しただけで、賃金を下げるなど本人が合意もしてない不利益変更問題についてはなにも回答ありません。会社と組合はいままでの団交で合意した項目は「確認書」を交わしており、この「確認書」をも踏みにじる行為は不当労働行為そのものです。団交後、組合と分会は北海道労働委員会に不当労働行為として提訴することを決めました。