2017年11月16日木曜日

(株)ノベルズ、団体交渉やっただけ、不誠実団交に変化なし

■ 10月27日、不当労働行為事件で係争中のなか、組合員の退職問題と労働条件の不利益変更問題で帯広市内ホテルで団体交渉が行われました。ノベルズ側は不当労働行為申立からそれまでの弁護士から別な弁護士(いずれも東京在住〉に変わっていましたが、27日の団体交渉はその代理人弁護士が参加して行われました。(名塚専務、細野法務部長も出席)

■ 女性組合員は、昨年11月、牧場内で業務の最中に倒れ救急搬送され、しばらく会社を休み、一時は復職し、職場の変更なども行いましたが、体調が回復せず、現在は休職しています。組合はこの問題の原因は、業務上のパワハラに起因するものだとして要求書をだして交渉してきました。団体交渉では本人も参加して当時の状況を会社側代理人の質問に応じる形で進んでいましたが、体調が芳しくなく途中退席しました。

■ 会社から回答がないので、1週間後に細野法務部長に電話しましたが、はっきりせず、催促の文書を提出しました。すると、代理人から直接電話があり、週明けには回答するということでしたが、届いた回答は理解に苦しむゼロ回答文書が届きました。

■ 組合は再度、要求を具体化して分会と連名で団体交渉を申し入れました。
会社も係争中であることを察してか、これに応じる回答が届きました。

 牛も大事、人間も大事にする職場に

■ ノベルズの会社設立は平成18年ですから新しい会社と言えますが、会社は家畜を飼育する環境づくりを優先するあまり、それを支える労働者の働く環境はけっしていい環境とは言えません。賃金、労働時間、労働条件など労働組合からみれば、不可解な基本的な問題が多くある職場です。組合と分会は職場の働く環境の改善と働き続けたい労働条件の改善をもとめ、労基法第1条の実現をめざすシンプルな要求をしているだけに過ぎないのです。