2017年12月23日土曜日

(株)ノベルズ問題で本社のある上士幌町に要請行動

畑中執行委員長、分会役員など副町長に要請文を渡し、懇談      12月22日

★現在、北海道労働委員会で係争中の(株)ノベルズの不当労働行為事件、12月7日に2回目の調査が行われましたが、一向に進展しません。労働委員会は「団体交渉を積極的にやって打開を」というものの、「団体交渉はやるが、回答は渋る」というのが現在のノベルズの態度です。
22日、組合役員一行は、(株)ノベルズと目と鼻の先にある上士幌町役場を訪問し、千葉与四郎副町長と木下由季子町民課課長に町に対する要請文を手渡し、懇談しました。ノベルズ分会からは、分会長と書記長が、畑中と組合執行委員含めて4人がそれぞれ職場の現状と係争中の内容について報告し、町に対してしかるべき対応を求め意見交換しました。

★町は過疎・人口減少対策として上士幌町への移住促進を町の基本政策としています。その一環として町内の事業所の紹介をHPで紹介し、担当課でも積極的に紹介業務を行っています。しかし、事業所の紹介には特別な基準はなく、労基法遵守や労使問題がある、なしなど、なんの基準もありません。ノベルズの場合は道外の労働者は4割という数ですが、労働条件の厳しさなどから道外労働者、特に若者の退職者が激しく、せっかく加盟した組合員もそれは例外ではありません。
副町長は「町として何ができるかそれも含めて検討いたします」と答えました。しかし、町のHPで掲載している事業所を信頼して就労を決意する人がいる中で、正確な情報発信は基本です。ただ、機械的に紹介するだけでは町のイメージダウンになるでしょう。

★副町長との懇談のあと、町議会事務局を訪問して議員さんそれぞれに要請行動の報告と要請文を届けるようお願いしました。22日で定例会が終了したそうですが、船戸竜一事務局長は「渡す方法も含めて検討いたします」と受け取りました。