2018年1月1日月曜日

新年、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ひとりでも入れる労働組合の結成から今年は10年、いつでもどこでも原点に立って進めていきます!

▼2008年の結成時、リーマンショック後の経済再編などで社会現象にもなった「派遣切り」や「年越し派遣村」など生み出し、非正規労働者の多くが切り捨てられていきました。帯広・十勝でも路上や車上生活者が最後の生存権の行使として生活保護受給や労働組合員となって事業所との交渉で切実な問題を解決してきました。
しかしながら、この10年間、労働組合の組織率は下がるばかりです。
生活は苦しくなり、労働問題がなくなったわけではありません。
最近の春闘では総理大臣が賃上げを指示し、労働組合がそれに追随している傾向にあり、組合活動が骨抜き状態になっています。
さらには既存の大企業の労働組合から排除された労働者が地域労組で、最後の権利の行使をするという現象まで起こっています。富国生命の問題は典型的です。

一方、(株)ノベルズのような新しい会社は規模拡大に熱中するあまり、労働者を大事にしない傾向にあります。これは昔も今も変わりませんが、金があっても「人」が大事だということに気がついていないのです。ノベルズに対し、年末、団体交渉を申し入れましたが、あくまで代表取締役の出席を求めていることに、返事がなく年があけてしまいました。

今年も、解決すべく問題を抱えながら、組合員の団結と読者のみなさんの暖かいご協力・共同の力で進むしかありません。どうぞよろしく願いいたします。



2018年元旦              執行委員長 畑中惠美子